老頭児六十六

ちょっと辛気くさいかも。

老年

Gone with the Wind of May

GW真っ只中。毎日が日曜日の定年退職者には関係のないことなのだが、不思議なもので、皆と同じ様に「もう終わってしまった…」と後悔はする。今年もGWはちゃんと薫風と共に去るはずなので、こちらもちゃんと後悔しなければ。

難問

広島県公立高校の入試が始まった。60年ぶりに解いてみるかと、新聞に掲載された入試問題を見たら…これは難問、文字が小さくて読めない!歳を取るとはこういう事なんだ。

暴れ午(ウマ)

年賀状を書かなくなった。2010年に始めた十二支ショートストーリーシリーズ、「寅」・「卯」・「辰」・「巳」まではどうにか書けたが「午」がいけなかった。暴れに暴れ、年末までに書き上がらなかった。ウマが合わなかったというか、ウマが間に合わなかった…

自由落下

日曜日の夜、道を歩いていて溝に落ちた。踏み出した足に地面の手応え(足応え?)無く、そのままフリーフォール。幸い怪我も濡れもしなかったけれど、長いお別れするとこだった。 *車のヘッドライトでこの程度。 *ストロボ使ってこの程度。石棺に見えてき…

開業一周年

オンライン会計の会社から個人事業主開業一周年のお祝いメールが届いた。「おめでとうございます」と言われても、年商わずか30万円だからねぇ。ただ、職業訓練コース(Webシステム)補助講師の仕事のおかげで、出かけていくところができ、刺激もそこそこ受け…

時計が止まるとき

今日は長年勤めた時計関連の会社の同期会の日。ふと、ウィリアム フォークナーの「時計が止まるとき、時間がよみがえる」という言葉を思い出す。原文は Only when the clock stops does time come to life. さてさて、会社員時計が止まった私には、いったい…

笑門来福

「笑門来福」笑う門には福来る。中国の格言とおもいきやJAPAN MADE。専門家によると「笑い」には免疫力を高める効果があるそうだ。「笑門来福」の「福」には、家庭円満のほか、長寿も含まれている? 面白いことに「つくり笑い」でも免疫力はアップするもよう…

敬老の日

LINEに福山市よりお祝いが届いた。 *手違いでは?

恐るべき子供達

2020年度から必修化された小学校でのプログラミング教育。ちょっと気になり「小学生からはじめるプログラミングの本」(日経パソコン編)というムック本を購入。読んでびっくりレベルが高い!恐るべし今どきの小学生!なかでも一番ワタシを慄然とさせたのは…

招かれざる客

91才の母親の依頼で66才の息子(ワタシ)がフェリシモ会員に。フェリシモといえば「猫部」。以前、東京駅にでていた「猫部」期間限定ショップに「猫マカロン」を買いにいったけれど、今思えばあの頃からワタシは「招かれざる客」だったか。 www.nekobu.com …

風の又三郎 & 風野又三郎

宮沢賢治の「風の又三郎」といえば、北海道から越してきた高田三郎という名のちょっと怪しい転校生と地元の子供達との交流を描いた作品…のはずなのだが。先日、また読みたくなって購入した文庫本ではタイトルが「風野又三郎」になっており、主人公は、高田三…

結跏趺坐

とある禅宗のお坊さん、修行で足を悪くし坐禅(結跏趺坐)ができなくなっていたが、死に臨んで「最期のときくらいワシのいうことを聞け」と、その足をぽきりと折って結跏趺坐し逝かれたそうだ。何と壮絶で静かな死の迎え方だことか。私も、選べるものなら、…

「老年」はブルーゾーンで

世界には「ブルーゾーン」と呼ばれる健康な年寄りが多い地域が数ヶ所あり、沖縄もそのひとつとのこと。以前、沖縄で感じた「ここなら長生きできる。いつか移住を」の予感は正しかった!と、思うのだが…よく考えてみると、沖縄に住んで年を取るから長生きでき…

「老年」と「名人」のあいだに

中島敦の作品に「名人伝」という短編がある。趙の国の紀昌という男が、厳しく長い修行の末に弓の名人になるお話。名人といってもそんじょそこらの名人ではなく、弓矢無しでモノを射ることができ、空飛ぶ鳥も彼の家の上は迂回して通るくらいの名人になってし…

My First 119

私の初119番、昨日、腹痛を我慢できずに使用してしまった。最期のときのために取っておいたのだけど…。医者の話によると尿路結石とのこと。鎮痛薬を点滴しただけで歩いて帰れるくらい痛みが軽くなった。薬の名前を聞いたら「カロナールと同じ成分」だって(…

「80対20の法則」は「老年」も変える?

先日読み終えた「80対20の法則」という本によると、私たちが有意義な事に使っている時間は全体の20%とのこと。そして、それを改善して幸せになろうよと作者さんは言う。だけど、いまさらそんな事を言われても、老年にはもう時間が無く、人生を変えるなどとて…

「老年」が惨めな理由?

「老年について」(キケロ著)では、大カトーって人が老年が惨めな理由を四つ挙げて(下記参照)、それらを一つ一つ検証していくかたちで話が進んでいきます。 老年が惨めなものと思われる理由は四つ見出される。第一に、老年は公の活動から遠ざけるから。第…

「老年」とは?

「老年」とは、心身ともに衰えてくる年齢のこと。平たく言えば、「老人」のことですね。では、その「老人」とはいかなるものか。その説明は、江戸時代の禅僧、仙厓和尚の「老人六歌仙」の紹介で代えさせていただきましょう。 「老人六歌仙」皺(しわ)がよる …