老頭児六十六

ちょっと辛気くさいかも。

かもめのジョナサン[完成版]

1970年代のベストセラー「かもめのジョナサン」、今から10年前の2013年に、突然、作者が物語に最終章なるものを追加した。当時、それを新聞で読んで「ファースト・ジョナサンしか認めん!」と心の中で叫んだのを覚えている。が、その「かもめのジョナサン」[完成版]を10年の歳月を経て購入。現在、その最終章なるものの入口にいて、このまま読み進み新しい物語を受け入れるか、やはりここで本を閉じるか、悩んでいるところ。


映画でも「完全版」とか「ディレクターズカット版」とか、普通にあと出ししてきて、ほんと困る。これまで「不完全版」とか「テキトーカット版」とかを観させられていたみたいで不愉快だし、また、必ずしも良くなっているわけじゃないし。